「続ける」技術

 石田淳さんという方が書いている「続ける」技術という本を読んでみた。基本的な部分は減量を通じて自分が学んだことと同じだと思った。でも、最初からなかなか手がつかない人って本当はあまり居なくて、たぶん多くの人が、一度はダイエットにも英会話にも目標を持ってマジメに取り組み、ある程度の目標を達成する、という経験を持っているのだと思う。
 だとすると、大きな課題は「目標達成後」の進行管理にあるように思う。実際には、目標達成後に食べてしまったり、英語を話す機会がなかったり、といったことで「リバウンド」が避けられなくなってしまう。しかも、中途半端に成功体験があるから、また**すれば大丈夫的な気分になってしまうように思ったり、「自分を試して」ダメになった、という話はよく聞く話だ。
 そういえばかつて禁煙をしたとき*1、とあるバーのマスターに、「禁煙が成功しても、自分を試すつもりでタバコをいじってはいけないよ」と言われたことがある。タバコはその後吸わずに済んだけど、ギャンブルについては苦い思い出がある。一度パチンコから遠ざかっていたときに、「トイレを借りたお礼」とか言って*2、1000円使ったら、そういうときに限ってどういうわけか信じられないほど出てしまい、またしばらくパチンコに通う羽目になってしまった。
 でも思うんだけど、パチンコとかタバコとかは、「近寄らなければ良い、手を出さなければ良い」という類のものだ。でも、食事って毎日のことだから、「食べない」わけにもいかないし、おなか空いているときについつい多めに食べてしまう、というのは避けようもない。

 どうしたら、もう一度減量にマジメに取り組めるのか・・・、今の自分にとっては非常に大きな課題である。

*1:ちなみに禁煙は一回目で成功、その後10年以上吸ってない

*2:実際、困ったときにパチンコ屋のトイレには助けられることがある